2019年3月28日木曜日

BONT Helix [ユニークなリテンションシステムを備えた軽量高剛性シューズ]

ずっと放置していたブログを再開しようと思いとりあえず最近買ったシューズをレビューしていこうかなと思う。

シューズはタイトル通りBONTのHELIX、BONTのニューラインナップだ。
以前書いたBONT Blizが4年の酷使でボロボロになってきたのでPro Bike Kitで¥33,443という破格の安さで購入(国内定価6万弱)。
他のS社とかのシューズに浮気をしようと思ってたが、サイズがわかってて国内定価の半額近い値段に釣られて4足目のBONTを手にすることとなった。


Blizが白基調だったのでHelixは黒を選択、マットブラックがメインで模様やロゴがグロスで気に入ってる。
Helixの特徴としては以下の通り。
  • BONT独自の樹脂によるシューズの熱成形
  • 足を包むように設計されたUDモノコックカーボンソール
  • BOA IP1ダイヤル1個でシューズ全体を均一に締め上げるリテンションシステム
  • 人体工学に基づいたアーチ&ヒールサポート


|フィット

一番特徴的なのがBOAダイヤル1個でシューズ全体を締め上げるシステムで、ワイヤーが足の甲を通ったあと内側の穴から踵の方に周って外側からダイヤルに巻き取られる。



独自のワイヤリングは見た目こそカッコいいものの正直購入時の不安要素だった、なぜなら海外のレビューサイトでも同社のVapor Sに比べてイマイチと書かれてたりするから。
でもそれは杞憂だった、足の甲も踝付近も丁度良い感じのテンションで全体的に締め付けられて快適そのもの。
ちなみにBONT恒例の熱成形はしていない、なぜならその必要性が無いくらいデフォルトでバッチリフィットしてるからだ。
BONT の設計者曰く「95%のユーザーは熱成形の必要が無い」らしく、たしかに旧世代のA3やRIOTに比べると圧倒的にフィット感が改善している。


気になるシューズ重量はサイズ42で片足220gとなかなか軽量、実際ペダリングすると今まで以上にスムーズに回る気がする。


|使用感

購入から180kmほど平坦やヒルクライムなど色々走って見た感想だが、Blizの3KカーボンからUDカーボンにソールが変わったことがフィーリングの1番の違いになっていると思う。
グッと踏み込んだ時明らかに力が逃げずそのまま推進力に変わってる感覚が足にあるのだ。
ヒルクライムでグイグイ登ってる時など楽しすぎてついついペースが上がるほどソール剛性の高さが素晴らしい。
ケイデンス高めに走ってもアーチサポートとヒールカップのホールド性が高くてある程度ペダリングが矯正されるのもBONTの良い点、それによってペダリング時のエネルギーをしっかりソールに伝達してくれる。
また全体を締め付けるワイヤリングのおかげで1日中履いていて局所的な痛みなども無かった。
ダイヤルも以前のL5では出来なかった1mm刻みの開放もIP1なら可能なので、走りながらのテンション調整がとても楽でいちいち停止する手間が省けて良い。



|総評

BONTは他の大手ブランドとは違ったアプローチでシューズ開発をするのが特徴のブランドだが、今回も独特な設計で素晴らしい製品をリリースした。
ダイヤルが1個というのは不安要素だったが、高いフィット感と熱成形はそれを払拭した上で機能性の高さを証明したと思う。
個人的にはルックスの良さと軽量で高い剛性がBONTの製品をリピートする理由だが、Helixも例に漏れず軽量高剛性でデザインもフィット感も良くとても満足している、数年後新調する際はまたBONTを選ぶだろう。
国内だと取扱店の少なさと定価の高さで躊躇するブランドだが、海外通販だとエントリーモデルが非常に安いので是非とも1度使ってもらいたい。

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